学生コラム

防災絵本で子供と大人の防災意識を高める

東日本大震災以来、災害やその対策の正しい知識・災害時の子供の自主的な行動が必要とされるようになりました。

実際に東日本大震災では、子供たちの自主的な行動で津波から助かったという事例もありました。大きな災害はいつ、どこで来るかわからないので、いざという時のために、防災教育は重要視されるようになってきました。

今、防災教育として、『防災絵本』『防災紙芝居』などが人気があります。子供に絵と文字を使ってわかりやすく災害が起こったときの対応を教えてくれます。

子供は楽しく防災の知識を身につけることができ、いざというときにどう動けばいいか、普段気を付けておくことなどがわかるようになります。

また、大人が子供に読み聞かせたりすることで、大人も防災について考えたり、子供と防災について話し合うきっかけになります。

防災絵本の課題は、子供向けにすることで、深い内容や多くの情報が載せられないことでした。

レイアウトを工夫して、子供向けの内容と大人向けの内容をどっちも載せている絵本も出てきました。

実際防災絵本を使っている学校などでは、「子供にも分かりやすく、大人たちも防災について考えさせられた」などの意見も出ているそうです。

防災絵本が子供と大人の防災意識を高めるのに役立つのではないでしょうか。

*参考文献

(1)7222保護者にも実効がある子供向け防災絵本の提案

(2)7021 幼稚園の現状調査に基づく早期防災教育教材の制作(都市計画)

(防災絵本) http://www9.plala.or.jp/bunbunbun/kenkyu_syoukai/ehon/bousai_ehon/bousai_ehon02.html

(引用がある場合は、出典先はタイトルだけではいけません。詳しく記入すること)