学生コラム

高齢者と災害

近年、日本 は地震や噴火など大規模な自然災害が発生している。私は、その災害による高齢者の被害について注目した。日本は、高齢者の人口が増加するとともに、若年人口が減少し、高齢者層が他の年齢層に比べ割合を多く占めている。

高齢者の増加に伴って、近年の自然災害では高齢者の被災事例が多くなっている。3年前に発生した、東日本大震災でも多くの高齢者の命が奪われた。その原因として、少子高齢化により、高齢者の周りに若年層の人が減ってきているからではないかと考えた。さらに、自然災害が起きたときに、高齢者を擁護する人がおらず、高齢者の避難が困難になってきていることも影響していると考える。

しかし、そのような中で、災害時に擁護の必要な高齢者を一人でも多く助けるには地域の繋がりが大切だと考える。現在、高齢者が一人で住んでいる人が多くなってきているが、日頃から地域の方とコミュニケーションをとり、災害時にどのように避難するかなど話すことが大切だと思う。

自然災害はいつ何が起こるかわからない。高齢化が進むなかで、災害時に高齢者をスムーズに助けることができるよう、地域全体でも避難訓練や避難場所の確認など、対策をしっかりとる必要があると考える。