学生コラム

世界的注目を集めるメタバース

2021年FacebookやInstagramなどの世界的規模のアプリを手がける「Facebook」が社名を「Meta」へ変更し、それを筆頭にテック系企業が「メタバース」への投資を始めた。

メタバースは、インターネットの次なるものと呼ばれ今世界で大注目されている。

そもそもメタバースとは何なのか、簡単に説明すると「インターネットの世界に作り上げた三次元の仮想の空間」のことで、利用者はこの仮想の空間の中で自身がアバターとなり、空間内を移動し世界中の人や物と関わることができるというもの。

ネット上の空間がなぜ世界的に注目されているのか、理由としては将来的にメタバースは現実世界を上回ると考えられるからだ。

ネット上の空間を使用する事で「地理や空間など物理的な制約から解放される」「非日常的な体験ができる」「リアルでは味わえない自己実現ができる」「多様な生き方、人格が肯定される」など、生活者にとっては、興味・関心のあるものに出会えたり居心地の良い場に、また世界中の欲しいものや情報が容易に手に入る場になる。

ここから今後のメディア産業やマーケティング、その他ビジネスにおいて重要な役割を担うと考えられる。

しかし課題もある。メタバースは最近のテック企業の動きにより一気に注目されたもので仕組みや運営のルール、法の整備などが追いついていない。そのためメタバースが一般化されビジネス拡大するようになるのは難しくまだ先の話になりそうだ。

自分としてはどこにいても様々な体験や交流のできるメタバースはとても魅力的だと考えているので、課題をクリアして一般化されることを望んでいる。