学生コラム

救助体験、京都でフェス、消防団の仕事を学ぶ

消防団を身近に感じてもらおうと、「京都市消防団フェスタ」が11月30日、京都市下京区の梅小路公園芝生広場で開かれた。訪れた人々は救助体験や、劇を楽しみながら、消防団の仕事や防災活動の大切さを学んだ。

このイベントは京都市内の11消防団と市消防局が、消防団への入団を促し、防火・防災の意識を高めてもらおうと考え、約200人の団員が参加し開催された。このフェスでは子どもたちが救助隊や救急隊などの活動服を着て、倒壊建物を想定した場所から人形を救出する救出体験や団員がAEDや応急手当の仕方を教える教室なども開かれた。

他にもステージを利用し地震が発生した際に近隣住民が協力して救助活動を行う重要性を伝える劇が披露された。

東日本大震災で多くの死傷者がでて、もっと減災できたのではないかという声をよく聞く。11月に起きた長野での地震では地域の人々の助け合いにより、震度6弱という大きな地震にも関わらず死者が出ることはなかった。

救急隊員が来るまでには、どうしても時間がかかる。そのため地域での助け合いが死者を減らす最も重要なことだと思う。

いざ災害が起きた時に1回救助体験を体験したことがある人とない人では大きな差が生まれるだろう。そのためこのフェスのように子どものうちから救助体験や応急手当の仕方を習うことは非常にいい考えだと思った。

今後災害が起きた時に少しでも被害を減らせるよう、このような子どもたちに減災の大切さを教える活動を増やしていくべきだと思う。宮崎でもこれを見習い地域の仲を深める活動をしていくべきだと感じた。