学生コラム

テーマ:教育『タブレット教育について』

今、授業でタブレットを導入する小中学校が増えてきています。これは政府が“2020年までに、全国の小中学校で1人1台のタブレット端末の整備”という目標を掲げていることが関係しています。

タブレット教育には賛成の人と反対の人で意見が割れていて、受験情報サイト『インターエデュ・ドットコム』の調査では、タブレットを含めた“デジタル教育ツール”の活用に関して、74%が賛成していることがわかっています。

反対派の26%の中には、タブレットで遊んでしまう、目が悪くなる、会話がなくなったりしそう、などといった意見がありました。実際にタブレット教育を行っている東愛宕小学校の校長・松田孝氏は、「保護者の方々が自分たちの受けてきた教育を再現することがいいという思いを持たれることが一番苦しかった、時代は変わってきている。世の中も変わっていかなければならない。」と語りました。

私は今までタブレット教育に積極的な考えは持ってなかったのですが、調べてみると、実際にタブレットを使った教育を受けている子供たちはとても楽しそうで、黙々とiPadの画面を見るのではなく、クラスメイト達と活発的にコミュニケーションをとっていたそうです。また、ゲームのような教育アプリもたくさんあり、子供たちが自発的に勉強に取り組むようにもなったそうです。

大人たちの、自分が受けた教育を子供たちに押し付けてしまうと、子供たちの可能性が失われることになるかもしれません。早くから触れていれば、デジタル全般に興味を持ってその道を考えるかもしれないし、現代はデジタルの時代なので、社会で必要な技術、情報リテラシー能力などを身に着けることができます。

もちろん、タブレット教育には、教育格差の問題や法案が未整備、こどもが字を書かなくなるといったデメリットも多くあるので、そのような問題をどうするのか考えながら進めていかなければなりません。

****コメント
書かれている通り、タブレットを使った教育、なぜか大流行りといったところですね。情報教育とはタブレットを使ったものだけではないのでしょうが、使いやすい点が重宝されているのでしょう。

タブレット教育が必要かどうか、皆に聞きましたが、賛成、反対の後に条件付きでの回答でした。全く使わないことはないし、必要であることはわかっていることですから。

とにかく状況による使い分けができることだということでしょう。この「使い分け」、実はこれができること、それが情報教育の最も大切なことです。そのためにどういった目的をもって教育していくかをもっと考えるべきでしょう。