学生コラム

なぜ日本は地震が多いのだろう?

私は、「なぜ日本は地震が多いのだろう?北アメリカ大陸やアフリカ大陸の国々で地震が起こったなんて滅多に聞かないな~」とよく思っていた。

皆さんもそう言われてみればそうだなと思うだろう。

日本は、ユーラシアプレートと北アメリカプレート(大陸プレート)・フィリピン海プレートと太平洋プレート(海洋プレート)の4つのプレートから成り立つ地形である。そして、2つの海洋プレートはもう2つの大陸プレートの下に潜り込んでいる。

このプレートが潜りこんだ部分を海溝といい、この海溝が地震や火山を引き起こす原因となっているのだ。

また、日本は弧状列島と言われる。弧状列島とは、大陸プレートと海洋プレートの境界に位置する列島で、これらは海洋プレート側にふくらむ形で湾曲している。さらに、列島の形が弓に似ていることから弧状列島と呼ばれる。

弧状列島の国は日本の他に、フィリピンやニュージーランドやチリなど環太平洋造山帯に属す国が挙げられる。これらの国々も、日本と同様に地震が多い。

身近な問題に戻ると、南海トラフと呼ばれている部分はユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境目であるし、先日地震があった長野県はユーラシアプレートと北アメリカプレートの境目である。

このように地震が起きる仕組みや地形を知ると、自分の住む地域がどれだけ危険かわかり、より防災への意識が高まるだろう。地震大国に住む以上、地震を関係ないものだと思わずもっと身近なものと考え、地震がきた場合のことを日頃から考えるべきだと思う。