学生コラム

防災意識

(防災の日の由来)「防災の日」は内閣府によって、1960年に制定されました。 防災の日の由来は、例年台風が多く襲来するのが、8月31日~9月1日であり、台風による被害も多いことから、この9月1日が防災の日に定めらえたこともある。

しかし、この9月1日に 防災の日にした由来として一番大きな理由は、1923年の関東大震災が起きた日であるから。

関東大震災とは、1923年9月1日11時58分44秒震源地が相模トラフ(伊豆大島付近・相模湾北西部)で起きた海溝型の大地震。地震の規模は、震度6 マグニチュード7.9を記録。海岸部では津波が発生し、山岳部では山崩れが発生。焼失面積は38.3平方キロメートルに及んだ。

これらの影響により、被害は、死者・不明者14万2807名、家屋全半壊25万4千件余、焼失した家屋は44万7千余となった。防災の日の由来は、このように、大規模な災害が発生した9月1日を防災の日と定めることで、防災意識を再認識してもらうとしている狙いもあるということがわかる。

さまざまなところで防災に関するアンケートを行ってるが、ほとんどの質問内容は似ており、回答結果は全体的に意識は高い。しかし、割合でみれば若者は少なく、高齢になるほど意識は高くなっている。少なくとも意識していなくても知識があれば、何らかの役には立つということも言える。

若者の意識が低い理由は、それなりの経験や体験談、過去に起きた出来事などがある高齢の方に対し、危機感の薄れや、考える時間や防災意識を高める必要性や意味が本当に自分のこととして理解されてないからだと考える。自ら勉強したり、皆が知らないような知識を得れば誰かに言いたくなるものである。

こういったことも踏まえて「防災の日」が過ぎれば防災に関して興味がなくなったりしないように、防災南海トラフによる地震、津波など災害が起きる前提で常日頃から半強制的に勉強をしていくことも意識を高める一つの手段である。

(防災クイズ)
Q1.阪神・淡路大震災では、多くの犠牲者(約6,400人)が出ましたが、死因のうち最も多かったものは、どれでしょう?

1 火災による焼死、火傷死
2 出血・ショック死
3 建物の倒壊、家具の下敷きによる圧死、窒息死

Q2.建物内で地震の大きな揺れを感じた時、最初にとるべき行動はどれでしょう?

1 テーブルなどの下にもぐり、自分の身を守る。
2 すぐに避難できるよう、貴重品や非常持出品をリュックサックに詰める。
3 すぐに外に避難し、ブロック塀や自動販売機などに身を寄せる。

Q3. 震災によりライフラインが停止した場合、最も深刻な問題となるのが飲料水の確保です。区では震災に備えて3日分程度の飲料水を備蓄するよう区民に呼びかけています。備蓄の目安は1人1日何リットルでしょう?

1 1リットル
2 3リットル
3 5リットル