学生コラム

体罰って必要?不必要?

みなさんは、自分たちが小中学校に通っていた数年前と現代の小中学生を比べてみて何か感じるものはありませんか?

ここ数年間で教育は大きく変わりました。だからこそ、ここ最近は連日、教育関係のニュースを多く耳にします。その中でも多いのは教師の体罰による問題です。ここでもう一度皆さんに質問を。体罰は教育に必要だと思いますか?

体罰は学校教育法第11条に規定されており、そこにはどんな場合が体罰とみなされ、どんな場合がみなされないかが規定されています。ただ、ほとんどの場合は体罰は禁止されており、認められるのは命に関わる場合のみです。

私は体罰は必要だと思います。個人的な感情で部活動の指導や授業の指導ではしてはいけないと思いますが、悪いことをした生徒にはげんこつ程度の体罰は必要なのではないでしょうか。時代が進歩した今、正しい道を外すための道は多くあります。思えば私たちが小中学生の時も悪いことをしたら怒られる、という恐怖感を持たせる先生はいたような気がします。その時も体罰は禁止されてはいましたが、そのような脅威のある先生が1人はいたほうが、いじめ問題も少なくなると思うのですが、、、

しかし、現代ではそのようなげんこつでも体罰になってしまいます。なぜ体罰がこんなに厳しく言われるようになったのでしょうか。昔、体罰は大目に見られていました。むしろ世間では優しい先生よりも厳しい先生のほうがよく評価されていました。しかし近年、個人的な感情から体罰が増え、エスカレートし、いじめ問題や不登校問題にまで発展するようになったからです。

厳しすぎてもダメ、優しすぎてもダメ。そんな教育の中でキーとなるのは体罰の正反対、「褒めること」です。しつこく指導しながらも、できたことは生徒本人の手柄にすること。厳しく指導したい気持ちを持ちながら厳しくしないこと。これから先、教師はこの微妙なバランスをもって生徒と信頼関係を築いていかなければならないのかもしれません。

****コメント
体罰については、ゼミ生の皆がどう思っているのかをそれぞれ言ってもらいました。場合によるが必要という意見が多くあったのは驚きました。
自分がこれまで育っていた環境がそう言わせていることもあることを話し、体罰で何が得られるか?など考えてもらいました。

大学生では体罰はもちろんありません。大人に体罰はダメ、大学生もダメ、では高校生には体罰していいのか、中学生、小学生、こども、赤ちゃん、全てダメでしょう。

体罰は教員だけの問題ではありません。子供を育てる親になった時にまた考えてもらいたい。